【名著】ピータリンチの株で勝つ 要約【伝説のファンドマネージャー】
今回は伝説のファンドマネージャーと呼ばれたピータリンチの著書である、「ピータリンチの株で勝つ」を紹介します!
ピータリンチは自身が運用担当だった投資信託において13年間で運用資産を1800万ドルから140億ドルまでに増加させた伝説のファンドマネージャーです。
成長株の投資方法を勉強したいのですが、良い本ないですか?
それなら「ピータリンチの株で勝つ」がオススメだよ!
今回の記事はこの本を参考にしています!
「ピータリンチの株で勝つ」の紹介
今回は伝説のファンドマネージャーと呼ばれるピータリンチの著書である「ピータリンチの株で勝つ」を紹介します!
ピータリンチは自身が運用担当だった投資信託において13年間で運用資産を1800万ドルから140億ドルまでに増加させた伝説のファンドマネージャーです。
この13年間の平均リターンは驚異の29.2%です!
これがどれくらいすごいのかをシミュレーションしてみましょう!
毎月1万円をピータリンチが運用していた投資信託を買ったとしてシミュレーションしてみると、この13年間でなんと1700万円まで増加します!
この期間に投資信託として購入した156万円が1700万円となったら、それは伝説となりますよね!
ここまで上手く運用ができるのであれば、是非ピータリンチの投資方法を知りたいですよね?
この本ではピータリンチがどのように投資を考えているのかという真髄が書かれています。
もし、この動画でこの本に興味を持ちましたら、是非ご自身で購入してみてください。(YouTubeのチャンネル登録をしてくれると泣いて喜びます(笑))
この内容はYouTubeでも投稿しているので、いいね、チャンネル登録宜しくお願いします!
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アマチュアの2つの強み
この本のタイトルでもある通り、筆者の主張は「アマチュアの強みを生かしてプロを出し抜け」です。
これを聞いて、「プロの機関投資家たちにアマチュアの自分らが勝てるのか」と思うかもしれません。
確かにテニスなどのスポーツで考えると、アマチュア選手がプロに勝つのは非常に厳しいです。
しかし、ピータリンチは投資の世界では、アマチュアには大きく2つのメリットがあるといいます。
①自由に銘柄を選択できる
②買わないという贅沢もできる
①自由に銘柄を選択できる
プロの機関投資家たちは顧客からお金を預かり、その運用成績によって、自分の給料が決まってきます。
そのため、銘柄を選択するときも顧客から「これなら大丈夫だよね」と思ってもらえるような銘柄を選ぶ必要があります。
なぜなら証券会社の商品を選ぶ際には顧客が納得するような銘柄が入っていないとその商品を選んでくれないからです。
証券会社の世界では、「有名な企業で損しても職を失いはしない」という言葉があったりもします。
損するのであれば、顧客も納得してくれるような理由が必要ということですね・・・
かし、アマチュアは自分の資金を運用しているので、最悪自分の資金がなくなるだけで、顧客にブチキレれられたり、上司に激詰されたりすることはありません(笑)
そのためアマチュア投資家は、プロが見つけられないような、株価が10倍以上に上昇するテンバーガーに出会ったりすることがあります。
このように自由に銘柄を選択できるため、アマチュアがプロを出し抜くということはそうそう珍しい話ではありません。
②買わないという贅沢もできる
プロの投資家は毎年顧客からお金を預かり、だいたいこの年率で増やしてほしいというミッションがあるため、株を買わないという選択ができません。
株を買わなかったら、お金を増やすことはできないですからね。
しかし、相場の状況として、めぼしい企業がほとんど割高で買える状況ではないということはあります。
その状況でも、機関投資家は顧客から資金を預かっているため、投資をしなければなりません。
その結果、○○ショックと呼ばれるような大暴落にあって、お金を溶かすことになるかもしれません。
しかし、アマチュアの場合は投資をしないという選択肢もとることができます!
そのため、今投資してもあんまり儲からなさそうだなと感じたら、現金を貯めといて次の暴落局面まで待つという選択をとることができます。
ピータリンチいわく、このような選択ができるアマチュア投資家は贅沢だとこの本では書かれています。
テンバーガーを狙え!
このメリットから、ピータリンチはアマチュア投資家こそ、株価が10倍以上に上がる可能性のあるテンバーガーを狙うことをオススメしています。
この話を聞いて、「10倍に上がる株は逆に10倍以下に下がる、もしくは倒産する可能性があるのではないか」と思われる方もいると思います。
実際にその考えは正しいですが、ピータリンチは「重要なことは自分が選んだすべての株で儲ける必要はない」と述べています。
例えば、10社の株をそれぞれ10万円ずつ買ったとします。
そのうち、8社が倒産して、2社がテンバーガーとなったとしたら、投資金額は倍に増えます。
たとえ、9社が倒産して、1社のみテンバーガーとしても投資金額はトントンです。
投資において、大事なのはトータルでプラスになればいいということです!
また、損は投資した金額を失うだけで済みますが、利益には天井がありません。
例えば、アマゾンを2000年に買っていたとしたら、今では100倍以上に上がっています。
このような株を買う可能性があるのは、プロの機関投資家ではなく、アマチュア投資家です。
是非、ポートフォリオのサテライト枠として未来のテンバーガーを買ってみませんか?
テンバーガーの見つけ方
テンバーガーを見つけるには、まずは自分の家の近くから始めることです。
近所のスーパーや自分の仕事場など、思いがけないところにテンバーガーは転がっています。
先ほどでたアマゾンであっても、数年前から私たちの生活の一部となっていましたよね?
スーパーで何気ない商品や自分が仕事で扱っているものなど、そういったところから探してみましょう!
ここで、「これだ!」と思った商品が見つかっても、すぐに株を買ってはいけません!
ピータリンチは、「調査なしの投資はカードを見ずにポーカーをするもの」だと述べています。
次にやることは、その会社の財務状況を調べることです。
もし、ある製品の好調さを理由にその会社の株に投資しようと考えているのであれば、その製品の成功がどれほどその会社の収益につながるかを調べる必要があります。
競合他社や企業の財務が安全かの指標である財務指標などを調べて、本当にその会社が投資するべき会社か判断してから株を購入するようにしましょう。
そこまで調べたら、あなたとして納得している企業であるため、十分に投資する価値がある会社でしょう。
カクテルパーティー理論
このようにテンバーガー候補の企業を見つけたら、次はいつその株を買うかが重要になってきます。
ここで、この本で紹介されたカクテルパーティー理論を説明します。
ピータリンチはこのカクテルパーティー理論を4つの段階に分けて説明しています。
①上昇相場が始まる前
②株価が15%ほど上昇したとき
③株価が30%ほど上昇したとき
④相場のピーク
このとき、誰も株の話をしていません。
もちろんピータリンチに集まってくる人もおらず、たまに話しかけてくれる人がいたとしても、ピータリンチがファンドマネージャーということ教えると、そそくさとどっかに行ってしまいます。
むしろ、歯医者の周りのほうが、人が集まっているくらいです。
このときにはピータリンチのもとにきて、株式市場がどれだけリスキーなのかを話す人がいます。
この人は過去に株式投資で失敗したのでしょう・・・
それでも大概の人はピータリンチに興味を持っていません。
このときになると、ピータリンチは人気者となっています。
ピータリンチの周りには、どの株を買うべきかと聞きたい人が集まってきます。
なんとピータリンチの周りで談笑しています(笑)
また、ほとんどの人が歯医者に興味がないためか、歯医者は独りぼっちです・・・
このときは会場全体が株式投資の話で持ち切りとなり、ピータリンチの周りもより人が集まってきます。
このときは会場全体が株式投資の話で持ち切りとなり、ピータリンチの周りもより人が集まってきます。
ついに歯医者でさえ、ピータリンチのもとに来て、いくつかのヒントをくれ、実際に後日その株が上昇していたりします!
その後は言わなくてもわかりますよね(笑)
それ以降はみんなピータリンチの悪口を言って、ピータリンチの周りには人がいなくなるでしょう・・・
そうそう、あの歯医者はこのパーティーには来なくなったようです。
なぜこのカクテルパーティー理論を説明したかというと、実際に皆が注目しているときに小型株が人気になり、大損をこいた実例があるからです(笑)
2000年代にドットコムバブルというものがありました。
ドットコムバブルとはインターネットの出現により、インターネットが世界を変えると注目を浴び、会社名にドットコムとつくだけで株価が上昇するというようなバブルでした。
このようにテンバーガーになる可能性がある企業でも、このようなタイミングで投資すると大きく損を出して、「やっぱ投資やめた」となりかねません。
市場を見て、冷静に投資するタイミングを計ることも重要です。
このカクテルパーティー理論をもとに考えると投資するタイミングは誰も株の話をしない上昇相場が始まる前ですよね。
もしそのタイミングであれば、積極的に投資していきましょう!
まとめ
①ピータリンチの株で勝つで最も述べたいことは「アマチュアの強みを活かせ」
②アマチュア投資家はプロの投資家よりも「自由に銘柄を選択できる」ことと「買わないという贅沢ができる」という2つのメリットがある
③アマチュア投資家こそテンバーガーを狙うべき
この内容はYouTubeでも投稿しているので、いいね、チャンネル登録宜しくお願いします!
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