【話題作】シンFIRE論【情報過多な現代で主体的に生きる】

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今回は三菱サラリーマンとして有名な穂高さんの著書である「シンFIRE論」を紹介していきます。30歳という若さでFIREしている先駆者が新しく著書を出したとして話題になっています。

こちらの本は、FIREをするための投資方法や資産形成についての内容はあまり書かれていません。その代わり、FIREをするうえで大切な思考方法が様々な観点で書かれています。そのため今までのFIRE本と違った観点なので、新しい発見がありました。

ゆうた

最近SNSをやると疲れるようになってきたな・・・

ライサプ

それなら「シンFIRE論」が参考になるかも!

今回の記事はこの本を参考にしています!

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【最新作】20代FIRE第一人者が深い人生戦略【シンFIRE論】

情報過多な現代

は情報を集めるのにも苦労しましたが、現代ではインターネットの普及によって、誰でも情報にアクセスできるようになりました。しかし、現代社会は膨大な情報にあふれているため、情報の取捨選択が必要です。

現在の私たちの1日に接する情報量は、平安時代の人達の一生分、江戸時代の人達の1年分とも言われています。このような現代では情報を選別していく必要があります。情報の選別をせずに受け取るまま、流されるままに生きているとお金と時間をいつの間にか奪われる人生になります。

それでは、お金と時間をいつの間にか奪われる人生にならないためにはどうしたらいいでしょうか?この著書では意志力を高め、主体的に生きていくことが重要と述べられています。しかし、この情報過多な現代では主体的に生きていくことは非常に大変です。今回はライフサプリメントがこの著書を読み、重要だと思った考え方を4つ紹介していきます。

選択や決断の負担を減らす

1つ目は選択や決断の負担を減らすことです。多くの人はSNSやサブスク、保険など受動的に情報を得てしまうことでお金と時間を奪われています。こういった仕組みは、あなたの財布からお金を狙ってきます。現代ではこういった情報を選別して、あなた自身であなたのお金や時間を守っていく必要があります。

大抵の人はこのことをわかっているはずです。それでも大抵の人が流されてしまう理由は、その人の意思が弱いのではなく情報や選択肢が多すぎて疲れてしまっているからです。私たちは生活するうえで多くの選択や決断をしています。そのように意思決定を長時間繰り返すと決断の質はどんどん落ちてしまいます。これを決断疲れといいます。

そのため、主体的に情報選択をするためには工夫する必要があります。例えばスティーブジョブズは、毎日同じ服を着たりなどして決断を減らすように工夫していました。

このように日々の生活の中で選択や決断する回数を減らすことは重要です。日々の選択をあらかじめ決めておくことで、選択や決断を減らすことができます。それによって、より重要なことに選択や決断するエネルギーを割くことができます。皆さんの日々の生活においても、習慣化できることがあると思います。是非習慣化することで選択や決断の負担を減らし、より重要なことにエネルギーを割けるようにしましょう。

テクノロジーへの適切な距離感を探る

2つ目は、テクノロジーへの適切な距離感を探ることです。テクノロジーの発達により、誰もが簡単に情報へアクセスできるようになりました。しかしテクノロジーの発達は、昔では知りえなかった情報が知れるようになりました。SNSの出現などによって精神的に疲労がたまっている人も多いです。

あなたはブータンという国をご存じでしょうか?ブータンは世界有数の幸せな国と呼ばれており、世界幸福度報告書において2013年には世界8位でした。しかし、2019年の報告では156か国中95位まで落ちてしまいました。この理由としてはインターネットの普及に伴い、人と比較するようになったためです。

他の人と比較することによって、自分の経済状況や生活状況を知り、比較してしまったのでしょう。これは日本でも起こっています。

他の人と年収や家族関係、容姿などを比較して自分を責めてしまう人は多いです。このように私たち人間は比較すると不幸を感じやすい生き物です。ではこのような現代において、私たちはどうするのがよいでしょうか?それはテクノロジーとの距離を見極めることです。

個人的な意見として現代人はテクノロジーとの距離が近すぎると思うので、積極的に距離を置くくらいが良いと思います。例えばSNSをアンインストールしたり、意図的にスマホを触らない時間を作ったりなどです。またスマホの通知音を極力出さないようにするのも良いと思います。

話題作である「スマホ脳」によると、スマホの通知音がなるたびに私たちの脳にはドーパミンが出るそうです。ドーパミンが出続けることによって、私たちの脳は疲労していき決断や選択の質が低下していきます。

テクノロジーは便利なものですが、距離感を間違えると私たちに大きな負担となってきます。普段の生活を見直して、テクノロジーとの適切な距離感を探っていくことが大事です。

情報の本質を見通す

3つ目は情報の本質を見通すことに集中することです。膨大な情報にあふれている中で、主体的に情報を取りに行くためには情報の本質を見通すことが重要です。この情報の本質を見通すポイントは、価格構造や収益構造を見ることです。

私たちの生活においては、お金は切っても切り離すことのできないものです。生活をするにはお金を通じて取引をする必要があります。誰かの支出は誰かの収入となり、私たちの生活は回っています。そのため情報を判断するということにおいて、どうやって収入を得ているのか、どうしてこの価格なのか、手数料はいくらなのかの3つのポイントが重要となってきます。

例えばほとんどのSNSは無料で使うことができます。このSNSにおいて先ほどの3つのポイントを見てみましょう。はじめにSNSはどのように収益を得ているのでしょうか?今回はYouTubeを元に見ていきます。

YouTubeでは広告収入やプレミアム機能などが主な収入源となっています。広告収入は動画に挟まれている広告を見た結果、その商品を買うことで収益が発生します。プレミアム機能は動画に挟まれている広告をなくしたり、バックグラウンドでも再生できるようにします。無料の状態では足りない機能を課金させることによって、収益を上げています。

次に価格について見ていきましょう。YouTubeは基本的には無料です。またプレミアム機能をつけても月に1000円くらいです。このようにユーザー数を増やすことによって、多くの人が使うプラットフォームとなっています。そのため、無料もしくは低価格で提供していると思われます。YouTube以外で考えると、あえて高い価格にすることで商品価値をアピールするものもあります。高い価格にすることで、ブランドがあると思わせたり、価値がある機能をアピールしたりなどです。

最後に手数料について見ていきましょう。YouTubeでは手数料はかかりません。視聴は基本無料で、プレミアム機能をつけたときのみサブスクとなります。サービスによっては、使用するたびに手数料を取ったりするものもあります。一番身近な例では、ATMなどです。送金や引き出しなどをするたびに手数料がかかり、それが収益減となったりします。このようにサービスやモノの価格構造や収益構造を見ることによって、情報の本質は見通しやすくなります。

先延ばしにしないこと

4つ目は先延ばしにしないことです。先延ばしは多くの人にとって、大きな問題です。時には先延ばし癖のせいで、人生を棒に振ることもあるでしょう。皆さんも経験がある通り、先延ばしにするとロクなことがありません。

先延ばしにした件数が多いほど、脳は疲労します。他のことをしても頭の片隅には先延ばししたことが残ってしまうからです。この問題の解決方法は先延ばしせずにさっさとやってしまうことです。先延ばしにせずにすぐにやってしまえば、すっきりとした状態で他のことに集中できます。

また先延ばしすればするほど、後でやることが難しくなってしまいます。なぜならその先延ばしした内容を忘れてしまい、思い出すことに労力がかかるからです。すぐにやってしまえば非常に簡単なことでも、先延ばしにすることによって難しくなったり、解決するのにも時間がかかったりします

メタのCEOであるマークザッカーバーグの名言に「完璧を目指すよりまず終わらせろ」というものがあります。先延ばしにする前にさっさとやってしまい、より重要なことに集中するようにしましょう。

まとめ

まとめ

・習慣化することで選択する数を減らす

・SNSのアンインストールなど、テクノロジーからの距離を置く

・サービスやモノの収益構造に注目する

・先延ばしするほど、脳は疲れる

今回の記事はこの本を参考にしています!

またこちらの本については、YouTubeにて解説しています!(チャンネル登録もよろしくお願いします!)

【最新作】20代FIRE第一人者が深い人生戦略【シンFIRE論】

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Posted by ライサプ