【話題作】サイコロジーオブマネー【お金が稼げなくても億万長者になる方法】
今回は、そんな私たち凡人でも経済的な成功を収めるために非常に参考になる本である、サイコロジーオブマネーを紹介していきます。
この本を読めば、私たち凡人が経済的な成功を収めるには何が必要なのかがわかる一冊となっています。
経済的に成功するためには何が必要なのかな?頭の良さだったり、お金を稼ぐ能力かな?
それを知りたいなら「サイコロジーオブマネー」がオススメ!
私たち凡人でも経済的な成功を収めるために非常に参考になる本だよ!
今回の記事はこの本を参考にしています!
対照的な二人の話
お金を稼ぐことと資産を増やすことは似て非なるところがあります。
なぜこの2つが違うのかを2人を例にして説明していきます。
Aは20代にしてWi-fiの主要部分を設計し、特許を取得した天才でした。
すぐに大金を稼いだAですが、お金の使い方は無謀でした。
ある日は接客係に現金数千ドルを手渡し1000ドル金貨に交換しました。
なんとAはその金貨を海に投げ込んで遊んでいました。
このようにすぐに大金を稼いだAはそのお金を有効活用できませんでした。
数年後にAは破産しました。
このように若くして大金を稼ぐことができたとしても、お金の使い方がわからないとすぐにそのお金は消えてしまいます。
有名なスポーツ選手が引退後に自己破産してしまうというのは正しいお金の使い方を知らないからです。
それに対してBはガソリンスタンドの仕事を25年間勤め、その後はパートタイムの清掃員として17年間勤めました。
そして38歳のときにBは2LDKの家を1万2000ドルで購入して、生涯そこに住み続けました。
Bの友人いわくBの一番の趣味は薪を割ることだとそうです。
そしてBは92歳の時に亡くなりました。
しかしこの平凡と思われるBの死は国際的なニュースとなりました。
なんとBは死亡時に800万ドル以上の純資産を持っていたのです。
彼の遺書には義理の子供たちに200万ドルを遺産として与え、地元の病院と図書館に600万ドル以上を寄付すると記されていました。
Bは若いころから節約してお金を貯め、それを優良株に投資していました。
数十年が経過し、小さな投資額は複利効果によって800万ドル以上に膨れ上がっていたのです。
このように稼ぐ能力は断然にAのほうが高いが、資産を増やす能力はBのほうが高いことがわかります。
つまり資産を増やすためには稼ぐ能力以上にお金が増えても感情をコントロールする能力が大事です。
大金が増えたことによりお金の使い方が荒くなってしまったら、すぐにお金はなくなります。
お金が増えてもお金の使い方をコントロールするメンタルが資産形成において重要となります。
これだけ聞くと「Bみたいに老後のために若い時のお金を蓄え続けても意味ないでしょ」と思われるかもしれません。
確かにこの意見は正しいと思います。若い時にしかできない経験はあるため、そのために使うお金は惜しむべきではないと思います。
それに関しては別動画で紹介しているDIE WITH ZEROにて述べているので、是非そちらも御覧ください。
お金を貯める最大の価値
だからといって稼いだお金をすべて使い切ることがいいとは思っていません。
このサイコロジーオブマネーではお金が人生にもたらす最大の価値は自由だと述べています。
大半の人はやりたいことがあったとしても、生活のためにお金を稼がないといけません。
その結果人生の大半の時間が労働に費やされてしまいます。
逆に言えばお金が十分にあれば、お金を目的に働かなくてもよくなります。
これが最近流行しているFIREやサイドFIREの考えですね。また十分な貯金はリスクへの備えとなります。
もし大病にかかったとしても、十分な貯金があれば治療費やその間の生活費を補うことができます。
このように予期せぬリスクに対しても、大抵の問題はお金で解決することができます。
このサイコロジーオブマネーでは貯金をするたびに失われていた自分の未来を取り返すと述べられています。
大半の人はお金のために自分の命でもある時間を労働に充ててお金を稼いでいます。
もし十分に貯金があり、働かなくてもよくなったらどうしますか?
ある人は絵を描くことに没頭したり、ある人は好きなスポーツに熱中したり、ある人はボランティア活動をするかもしれません。
このようにお金のせいで諦めていたことをやれるかもしれません。
そのため若い人でもお金を蓄えることが大事です。
また最初に説明したAとBの話からも分かるように富を築くためには収入よりも貯蓄率が重要になってきます。
そのため、私たち人間がどんなときにお金を使いたくなるのかを知ることは貯蓄するのに役立ちます。
見栄は巨大産業
このサイコロジーオブマネーでは見栄は巨大産業と記されています。
はじめに「家計の金融行動に関する世論調査」を基に見てみましょう。
20代の単身世帯は、貯金の平均額が113万円、中央値8万円、貯蓄ゼロ率43.2%です。
また、二人以上世帯では貯金の平均292万円、中央値135万円、貯蓄ゼロ率16.0%となっています。
このデータからわかるように、貯金がゼロの人もかなりいます。
これを見て給料が低い人が貯蓄ゼロでしょと思われるかもしれませんが、意外にも高給取りでも貯金ゼロの人はいます。
高給取りなのにも関わらず貯金がない理由は、日々精一杯見栄を張り他人に負けないようにしたいという本能に突き動かされているからです。
日本において年収1000万円ある人は全体の4.9%です。
このように数少ないエリートな方々の中にはプライドが高く見栄っ張りな人も多いでしょう。
そういった高年収の周りには高年収の人も多いため、互いに負けないように見栄を張りあっています。
例えば他の人よりもいい暮らしをするためにタワーマンションに住んだり、高級車に乗ったりする例です。
その本人が心の底からそれが欲しくて購入しているのならいいのですが、仲には見栄を張るために購入している方もいます。
このように見栄は人間の欲望に即しているため、巨大産業となっています。
しかし、いくらタワーマンションや高級車を買って尊敬を買おうとしても、その人の価値が上がるわけではないです。
大半の人はその人自身ではなく、タワーマンションや高級車が凄いと思うだけだからです。
むしろ問題になってくるのは収入に応じて生活費が上がってくることです。
大半の人は一度上げた生活レベルは下げられません。
なぜなら生活レベルを下げると貧しくなったと感じて幸福度が下がるからです。
収入が高い状態が続くならいいですが、リストラや収入が落ちたときに生活レベルが下げられず、借金を重ねてしまうと最悪です。
どんどん資産は減っていき、破産になるかもしれません。
ここで大事なのは足るを知るということです。
見栄を張ることに満足はありません。なぜなら上には上がいるからです。
いくら年収1000万円稼いだとしても2000万円稼ぐ人もいますし、1億円稼ぐ人もいます。またその上には数百憶稼ぐ人もいます。
そのため、見栄を張って満足する方法は世界一稼ぐしかありません。
ここで大事なのは見栄を張るのではなく、足るを知ることをしなければ貯金は増えていくことはないということです。
見栄という欲望に負けず、自分をコントロールすることでお金を貯めていきましょう。
まとめ
・資産形成をするためにはお金が増えても感情をコントロールする能力が大事
・貯金をするたびに失われていた自分の未来を取り返す
・見栄を張らず、自分の価値観に従って判断する
今回の記事はこの本を参考にしています!
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