【名著】投資の大原則 要約【投資をやっているすべての人に読んでほしい1冊】

2023年6月17日

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皆さんこんにちは!ライフサプリメントです。

今回は投資に興味があるけど全然わからないという人にオススメな本である投資の大原則を紹介していきます。

社会人になってお金のことを学びたいと思うんだけど、何から始めたらいいんだろう?

それなら「投資の大原則」がオススメだよ!

今回の記事は以下の本を参考にしています。是非ここから購入していただけると、今後の制作活動の励みとなります。

投資ブログ等でよくオススメされる本として、「敗者のゲーム」と「ウォール街のランダムウォーカー」があります。

敗者のゲームに関しては、別の動画で解説動画を出しているので、是非そちらも御覧ください。

しかし、これら本はページ数も多く、データも多いため、投資初心者には取り掛かりづらいかもしれません。

頑張って読んだが、結局よくわからなかったという人も多いと思います。

私も投資を始めようと思ったときに最初に買った本が「ウォール街のランダムウォーカー」でした。

しかし、この本は500ページもあり、内容もかなり濃いため、最初読んだときはチンプンカンプンでした。

そして、このようなことはこれら2冊の著者であるチャールズ・エリスさんとパートン・マルキールさんも感じていたのでしょう。

この2人は、この状況では、個人投資家がめちゃくちゃな理論の投資本を読み、投資に失敗してしまうと感じました。

そのため、この2人が共同著者となって、「できるだけシンプルに、しかし、シンプルすぎないように」という原理原則に従って基本をしぼって書かれたのが、この投資の大原則です。

実際に読んだ感想として、とても読みやすく、要点のみ書いてあるので、すぐに読めるなというのが感想でした。

それでも内容としては必要な情報は網羅しており、投資初心者にはこれを読むだけでも十分な知識は手に入ると思っています。

この本がいいなと感じたら、この記事にあるリンクから購入して読んでみてください。

では内容についての解説を始めていきます。

「投資の大原則」において重要なルール

「投資の大原則」において重要なルール

①お金は若いうちから定期的に貯めよう

②会社と国に資産形成を手伝ってもらう

③不時の出費に備えて現金は用意しておく

④適切な保険をかけているかを確認する

⑤分散投資をすれば心配の種が減る

⑥クレジットカードのローンは使わない

⑦短期運用への衝動を無視する

⑧低コストのインデックス投資を使う

⑨オーソドックスな投資方法に注目する

お金は若いうちから定期的に貯めよう

重要なポイントとなってくるのは、貯金は習慣ということです。貯金をする方法は支出よりも収入を大きくすることです。大半の方は会社員で働いているため、収入が劇的に増加することはありません。つまり、貯金の額を決める要素は支出となってきます。そしてこの支出は日々の生活で何にお金を使うかという習慣が決め手となってきます。例えば、毎月もらった収入を余すことなく、使い切っていたら貯金額は増えません。また、収入よりも多い額を使っていたら、貯金どころか借金が増えてきます。よって貯金を貯めようとしたら、普段の何にお金を使っている習慣があるかを把握する必要があります。

例えば、あなたが毎日コンビニで弁当を食べる習慣があるとします。その場合、毎日お昼ご飯だけで500円ほど使うことになります。20日働いたら、毎月1万円となります。これをもし自炊して毎日お昼ご飯にかかる費用を300円に抑えることができたら、毎月6000円で抑えることができます。たった4000円じゃないかと思われるかもしれませんが、年間にして48000円、会社員として40年働いたとしたら192万円となります。

新車の軽自動車なら買えるお金です。お昼ご飯はコンビニじゃないと困るという強いこだわりがある人でなければ、生活の幸福度を落とさずにすぐに取り掛かることができると思います。このように貯金をするということは習慣を見直すことにつながってきます。自分の価値観と相談して、本当に重要だと感じることに対してお金を使うことはいいのですが、もしも悪習慣によってお金を浪費しているのなら、すぐに見直すべきです。

会社と国に資産形成を手伝ってもらう

資産形成を全て自分だけで完結するのは難しいので、会社や国の制度を活用していくことも大事です。例えば、iDecoやNISA、確定拠出型年金、ふるさと納税などです。これらの詳細な説明は省きますが、簡潔に説明すると、iDecoやNISA、確定拠出型年金は税金を抑えて投資をする方法であり、ふるさと納税は寄付をすることで返礼品をもらう制度です。これらの仕組みは国が資産形成をしやすくするために作った制度です。政府に感謝ですね。これら制度を活用することで、よりあなたの資産を増やすことができます。

不時の出費に備えて現金は用意しておく

不時の出費の例は病気や退職、結婚などの多額のお金がかかる可能性があるものを指しています。こういったことに備えて、貯金を蓄えておくと心の安心につながります。私はこの貯金をニート力と呼んでいます。

このニート力が高ければ高いほど、今仕事を辞めて働かなくても生きていけるからです。私の意見としては不時の出費のための貯金は生活費の6カ月分はほしいと考えています。しかし、このお金は多ければ多いほどいいです。なぜなら、この貯金が多ければ多いほど、精神的な余裕につながるからです。

例えば、今仕事がとてもきつくて、続けるのが厳しい状態だとします。その際に貯金が生活費の6カ月しかなければ、6か月後にまた就職をする必要があります。もしこのときにうつ病等になっていた場合は、6カ月という期間でうつ病を治し、かつ就職先を探す必要があります。これは思った以上にプレッシャーを感じるでしょう。しかし、仮に貯金が生活費の2年分あったとしたら、時間のゆとりも生まれるので心をしっかり休め、次の就職に備えることができます。このように働かなくても生きていけるニート力を高めれば高めるほど、心は安定し次への準備はしやすいです。このニート力は下手な精神薬よりも良薬になると思っています。

適切な保険をかけているかを確認する

保険のポイントは万が一のときに、生活が破綻しないように備えることです。例えば、自動車は万が一人をはねたときに、桁外れな賠償金を払うことになります。その際に、生活を破綻させないために自動車保険に入っておくことが大事です。ここで私が入ったほうがいいと思う保険を3つ紹介します。

入ったほうが良い保険

①自動車保険

②火災保険

③掛け捨て保険(小さい子供がいる場合)

3つ目の掛け捨て保険は結婚をしていて、小さな子供がいる場合などには入るべきでしょう。もし独身であれば、必要不可欠な保険ではありません。ここで注意すべき点としては必要以上の保険に入りすぎないことです。保険は安心につながりますが、その分支出が増える原因になります。十分な貯金があれば、保険に入らなくても貯金でまかなうことができます。生活が破綻する可能性は何があるかを考え、それに備えるための保険のみ入るようにしましょう。

分散投資をすれば心配の種が減る

分散投資とは、様々な銘柄に分けて投資することで何かが暴落しても被害を最小限に抑える投資手法です。それと対照となるのが集中投資です。集中投資とは、少ない銘柄に対して集中して投資することでリターンを最大化する投資手法です。もちろん集中投資のほうがリターンは大きくなるのですが、暴落したときの被害も大きくなるので、ハイリスクハイリターンな投資手法になります。投資初心者には分散投資をすることでリスクを抑えたほうがいいと思います。

 ここで投資を勉強されている方だと、「ウォーレンバフェットなどの著名投資家は集中投資をしているじゃないか?」という反論が出るかもしれません。確かにウォーレンバフェットは集中投資をしています。しかし、ここでよく考えてほしいのは、あなたは本当にウォーレンバフェットと同じくらい投資に対して時間を費やすことができるのかということです。ウォーレンバフェットが集中投資をしているのは、投資に対して膨大な時間をかけて銘柄を分析し、集中投資をローリスクハイリターンにすることができているからです。ここで集中投資のほうがいいと思っている人は、ウォーレンバフェットと同じくらい投資の知識があり、投資に時間をかけることができるのかということを考えてみてください。これができると自信をもっていえる人は少ないと思うので、大半の人は分散投資をするべきだと私は思っています。

クレジットカードのローンは使わない

クレジットカードは便利なので、使っている実感がなく、つい使いすぎてしまいます。そして気が付いたら支払額が思ってたより大きくなってしまいます。この際に支払えないからとカードローンやリボ払いを使うのは非常に危険です。なぜならカードローンやリボ払いは金利が3%から18%と非常に高いからです。

投資で18%のリターンを稼ごうと思ったら、かなりリスクのある投資をする必要があります。世界一の投資家であるウォーレンバフェットでさえ、平均リターンが約20%です。このように世界一の投資家が稼ぐような金利を簡単にとられるカードローンやリボ払いは資産形成どころか、生活を破綻させる危険性があるので、注意が必要です。また最近では〇〇payなどでも実質ローンのシステムがあったりします。大事なのは自分が持っている以上のお金を使わないように、注意することです。ご利用は計画的に。

短期運用への衝動を無視する

株価は変動するものなので、投資を始めたばかりの時には、一喜一憂することもあるでしょう。この際に注意するべきことは、群集心理に載ってしまい、パニック売りや衝動買いしてしまわないようにすることです。このように周りに流されてしまうと、長期的に戻る可能性があるのにも関わらず株を手放したり、株価が高騰して買うべきタイミングではないのに高値つかみしたりするなど、投資に失敗する可能性が高くなります。人間は過ちを繰り返す動物なので気を付けないといけません。また、売り買いを繰り返すと、手数料や税金を多く払うことになります。投資をする際に自分でルールを決めて、長期的に考えるようにしましょう。

低コストのインデックス投資を使う

投資でリターンを高くする最も簡単な方法は、手数料を抑えることです。手数料が高ければ高いほど、リターンに対する取り分が減っていきます。また高い手数料の投資商品がいい商品であるという保証はありません。優良なインデックスファンドは手数料が安いため、多くの人が買い、その結果どんどん手数料が安くなっていきます。逆に手数料が高いインデックスファンドは商品が良いわけではなく、投資会社側の利益を高くするために手数料を高くしているだけのことが多いです。これから投資を始めようと考えている人は手数料の安いインデックスファンドを選ぶようにしましょう。ここでオススメのインデックスファンドが2つあるので、ご紹介します。

1つ目はS&P500に投資することです。楽天証券ならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)、SBI証券ならSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドがあります。これらはアメリカの優良会社500社にまとめて投資できる商品です。歴史上最高のパフォーマンスを出している優秀なアメリカの会社たちにまとめて投資することができます。

2つ目は、全世界に投資することです。商品としては、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)となります。全世界にまとめて投資するので、仮にアメリカの調子が悪くても他の国でカバーすることができます。これからのアメリカの成長性に不安を感じている人は全世界を選ぶといいと思います。

オーソドックスな投資方法に注目する

AIや自動運転など、今をときめく最新テクノロジーに関する投資に注目する人も多いでしょう。ビットコインの価格が急上昇して、注目している人も多いと思います。しかし、こういった目新し商品で注意したほうがいいのは、一番うまくいったときに素晴らしい結果が得られるということです。こういった商品は投資タイミングが求められるため、投資初心者がそのタイミングを適切に判断することは難しいでしょう。

また、絶対儲かる投資の情報は一般の人に流れてきません。なぜならそういった情報は金持ちの人に最初に流れます。そういった情報のおこぼれは非常に粗悪な商品が多いです。確かにAIや自動運転はこれからの社会を担うことが推測できます。しかし、そのことが株価上昇につながるとは限りません。なぜならそういった技術は競争が激しく、技術に対する投資も大きくなるからです。そのため、思ったより株価が上昇しなかったり、逆にその技術の旬が過ぎたら下がったりすることも考えられます。そういった商品よりかは、オーソドックスな投資手法であるインデックスファンドに投資するほうが賢明と思われます。

まとめ

今回は投資の大原則を紹介しました!

「投資の大原則」において重要なルール

①お金は若いうちから定期的に貯めよう

②会社と国に資産形成を手伝ってもらう

③不時の出費に備えて現金は用意しておく

④適切な保険をかけているかを確認する

⑤分散投資をすれば心配の種が減る

⑥クレジットカードのローンは使わない

⑦短期運用への衝動を無視する

⑧低コストのインデックス投資を使う

⑨オーソドックスな投資方法に注目する



今回の記事は以下の本を参考にしています。是非ここから購入していただけると、今後の制作活動の励みとなります。

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Posted by ライサプ