幸せになるためのお金の使い方【アラサーサラリーマン投資家】

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皆さんにとって幸せなお金の使い方とは何でしょうか?旅行に使ったり、趣味に使ったり、それぞれ異なると思います。しかし中には貯金や投資に夢中になって、お金を使うことに罪悪感を持つ人もいます。お金は貯めるだけではなく、正しく使わないと幸せになることはできません。そこで今回は幸せなお金の使い方について説明していきます。

ゆうた

お金は少しずつ貯まってきたけど、幸せになっている気がしないな・・・

ライサプ

それは幸せになるためにお金が使えていないかもね!

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お金で幸せを買うことができるか

皆さんはお金で幸せは買えると思いますか?この問いについて、ハーバード大学の心理学者であるダニエルギルバートの論文にて回答されています。「If Money Doesn’t Make You Happy Then You Probably Aren’t Spending It」では幸せはお金で買うことができるとしています。

もしお金があなたを幸せにしないのであれば、お金を正しく使えていないからと述べています。また同時に幸せになるためのお金の使い方について、8つのルールでアドバイスしています。ではこの8つのルールを見ていきましょう。

幸せになるためのお金の8つの使い方

①モノを購入するよりも、体験を買う

②自分のためではなく、他人のためにお金を使う

③大きな楽しみよりも、小さな楽しみを買う

④高額な保険を避ける

⑤後払いをやめて、今すぐ支払う

⑥購入したものが日常生活に与える影響を考える

⑦比較して購入するのをやめる

⑧お金を使うときは他人に相談する

モノを購入するよりも、体験を買う

モノを購入するより、体験を買うことです。なぜなら体験は、特別な瞬間や思い出を作り出し、記憶に感情的なつながりを生み出すことができるからです。あなたが旅行やアウトドア活動などをした後に、その写真を見るだけでそのときの体験を思い出すことができるでしょう。

このように体験は私たちの心に深く印象として残ります。またある研究では体験を通じて幸せを感じたという人は57%でした。モノを購入して幸せを感じた人は37%だったため、モノよりも体験にお金を使った方が幸福度は高まることがわかります。また私たち人間には適応能力があります。そのため新しいモノを購入してもそのモノ自体に慣れてしまい、幸福感はどんどん薄れてしまいます。

しかし体験は私たちのアイデンティティに結びついています。そのため、モノよりも体験のほうが思い出すことが多く、より幸福感を感じやすいです。最近はミニマリストが流行っていますが、それもモノよりも体験にお金をかけたいという考えなのかもしれません。もし幸福度を高めたいのであれば、モノよりも体験にお金を使うようにしましょう。

自分のためではなく、他人のためにお金を使う

若い時は上司や先輩におごってもらうとラッキーと思いますよね。しかし幸福度を高めるという観点では、おごってもらうよりも、おごった方がよいことがわかっています。なぜなら私たち人間は社会的な動物であり、社会的関係性を高めることが幸福には重要だからです。

この社会的関係性を高めるためには、報酬を期待することなく、自由意志から他者に与えることが必要です。これを専門的には向社会的行動といいます。この向社会的行動を行うことは社会的関係性を高めることに非常に効果的です。

確かに何か報酬を期待することなく、他者のために行動する人は信頼されやすいです。そういった人は幸福度が高いことがわかっています。もしあなたが幸福度を高めたいのであれば、友達や親愛なパートナーなどにお金を費やすことが一番の近道かもしれません。

大きな楽しみよりも、小さな楽しみを買う

先ほども述べたとおり、私たちには適応力があります。そのため楽しみを買うことで幸せになりたいのであれば、どうやって楽しみに慣れないのかが重要になってきます。今回紹介する論文によると、幸福度は密度よりも頻度に関係することが示されています。つまり数百万円するような豪華客船を1回やるよりも、数万円から数十万円のような小さな旅行を何回もやるほうが幸せを感じやすいということです。

また私たち人間は高価なモノを買ったときの刺激はどんどん慣れてしまいます。一度生活水準を上げてしまった人が、元の水準に戻すと幸せを感じられなくなるのと同じですね。このように幸福度を高めたいのであれば、一度に大きく使うのではなく、細かく楽しみに使った方が幸せを感じやすいでしょう。

高額な保険を避ける

もしものときのために私たちは様々な保険に入っています。しかし幸福という観点において、保険は避けたほうがよいと述べられています。なぜなら私たち人間は不幸なことに対しても慣れるからです。良いことにも、悪いことにも私たち人間は慣れてしまいます。保険は自分にとって悪いことに対して、対策するためのものです。そのため幸福度を高めるという観点で考えると、保険にお金を使うことは得策ではありません。

この論文の著者は保険について以下のように記載しています。

将来に後悔する可能性をなくすために人々は保証期間の延長や寛大な返品条件を求める。しかし研究では保証は幸せのためには不可欠でないかもしれない。また、返品条件は実際に幸せを台無しにするかもしれないと示している。

だからといって保険に全くお金を使わないのも問題です。ここで保険についての考え方をライフサプリメントが紹介します。保険の基本は、起こる可能性が低いが、もし起こった場合に生活ができないような支払いになるものだけにすることです。生命保険やがん保険は貯金さえあれば、十分に高額療養費制度でまかなうことができるものです。では保険としては何に入ればよいのでしょうか?私は以下の3つをオススメしています。

入るべき保険

①火災保険

②自動車保険

③掛け捨て保険

3つ目に関しては、貯金が少なかったり、小さな子供がいたりする場合は入った方がよいです。しかし十分に貯蓄があったりする場合には、必ずしも必要ではありません。無駄な保険にお金を費やすのではなく、幸福度を高めるようなことにお金を使うようにしましょう。

後払いをやめて、今すぐ支払う

私たち人間は短期的に物事を見がちです。そのため欲しいものがあったりすると、借金をして買ってしまう人もいます。これは非常に危険です。

多くの心理学の研究において、楽しみを先延ばしにするほうが満足を感じ、幸せな人生につながることが示されています。しかし現在の経済システムでは、クレジットカードやリボ払いなど、今消費して後で支払うことが簡単にできます。このような行動は短期的に物事を考えているので危険です。このような行動は借金を重ね、引退後の生活のための貯金をほとんどしない、短期的な行動につながっています。

もし幸福度を高めたいのであれば、長期的に物事を考えて行動する必要があります。今のために使うことと、将来のために備えることのバランスをとることが大事です。

購入したものが日常生活に与える影響を考える

購入した後に後悔した経験は誰しもがあると思います。これは購入したものが、日常生活にどう影響するのかを深く考えられていないからです。

例えばショッピングに行って、服を大量に購入したとします。その服は日常生活にどのように影響するのかを考えてみましょう。その服を買ったことによって、家にモノが増えます。服を置くため、家のスペースが減るかもしれません。しかし外出する際に新しく買った服を着ていくことができるため、外出する楽しみが増えるかもしれません。しかしあまりにも服が多いと、その服を着る回数が非常に少なくなる、もしくは着る機会がないかもしれません。

このように何かを所有するときに良いことだけを考えて、それに付随する悪影響を忘れがちです。この論文の著者は、幸せはディテールだと述べています。つまりモノを持つ際には、そのモノを所有することによる良いことだけではなく、悪いことにも目を向ける必要があるということです。是非モノを購入する際には、そのモノが日常生活に与える良い影響・悪い影響を考えてから、購入を検討するようにしましょう。

比較して購入するのをやめる

私たちはモノを購入する際に比較して購入します。それは安く買ったり、より良いモノを買ったりするためです。しかし、幸福度を高めるという観点においては、比較して購入するのは良くないとこの論文では述べられています。この論文の著者は以下のように述べています。

比較購買は自分の幸せにとって重要なプロダクトの特性から消費者の目をそらさせます。その代わりに実行可能な選択を区別する特性に意識を向けさせる可能性がある。

つまり比較しているうちに当初の目的を忘れてしまい、目的が変わってしまうことを示唆しています。

例えば家の購入について考えてみましょう。大抵の人は家を購入する前に予算を考えます。しかしたくさんのオープンハウスを見て回っていると、予算内の控えめな家よりも広々とした良いデザインの家が欲しくなってきます。この欲望のままに予算オーバーの家を買ってしまうと、とんでもない額のローンを組み、以降の人生で苦労することになりかねません。確かに比較して購入することは、より安く買ったり、より良いモノを買ったりできるかもしれません。ライフサプリメントもモノを購入するときは比較して購入します。ただしモノを購入するときは、当初考えていた目的を忘れずに購入することが大事です。

お金を使うときは他人に相談する

自分だけでお金の使い道を考えると、無駄なことに使ってしまいがちです。この論文では、友人に相談することによる効果について以下のように説明しています。

他人は何が彼らを幸せにしたかわたしたちに教えてくれるだけでなく、何がわたしたちを幸せにしてくれると彼らが思うか教えてくれます。他人に相談することで、わたしたちに価値ある情報を与えてくれる。

私たちはお金を使った後にどうなるかをすべて一人で考えることはできません。それであれば、すでにその体験をした人に聞いてしまいましょう。そうすれば良かったこと、悪かったことを聞くことができるため、それにお金を使うことでどうなるかイメージできます。是非お金を使うときは、他の人に相談するようにしましょう。

まとめ

今回は幸せになるためのの8つのお金の使い方を紹介していきました。

幸せになるための8つのお金の使い方

①モノを購入するよりも、体験を買う

②自分のためではなく、他人のためにお金を使う

③大きな楽しみよりも、小さな楽しみを買う

④高額な保険を避ける

⑤後払いをやめて、今すぐ支払う

⑥購入したものが日常生活に与える影響を考える

⑦比較して購入するのをやめる

⑧お金を使うときは他人に相談する

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Posted by ライサプ